タグ: <span>義満×世阿弥</span>

【聖地巡礼】義満と世阿弥

4/30~5/4で旅行をし、歴史や小説の聖地へいくつか行ってきました。
数回に分けて紹介したいと思います!

今回は京都…私の推しカプ、義満と世阿弥の聖地です!

私はお恥ずかしながら、人生初京都でした…!

新熊野神社

義満と世阿弥が出会った場所です。
また、赤江瀑さんの世阿弥を題材とした小説集『遠臣たちの翼』の中の「元清五衰」冒頭にも、この神社の様子が詳細に描かれています。
これは何が何でも行きたかった。笑

京都駅前のホテルに前泊しており、朝一バスで向かいました。
海外の団体の方々がいらっしゃいましたが、すぐ帰ってしまったので、ほぼ一人の状態。
その後も地元の方が数名お参りにいらっしゃるものの、やはり他の寺社仏閣の方が強いのか、観光客は見当たらず…

ですが見てください、この神々しさ…!!

鳥居のすぐ横に大きな樟(クスノキ)があり、近くまで行くことが出来ます。
この日は天気も良く、心が洗われるようでした。
(参拝理由が下心しか無かったので猛省)

……そして、樟の反対側の石碑を見て衝撃を受けました。

お、推しカプの石碑ある~~~~~!!!???

誰が描いたかは不明ですが、世阿弥少年が、義満様に傘を…傘を…(限界オタク)
ちなみに義満・世阿弥は5~6歳差です。いい感じの年の差。サイコー。
世阿弥の後ろはお父さん(観阿弥)でしょうか?
仲睦まじい息子カップルを見つめる優しい目…(クソデカため息)

この石碑の存在は知らなかったので、驚きを隠せませんでした。
皆さんは推しカプの石碑を見たことあります…?

この義満×世阿弥の石碑の他にも石碑は何種類かあるのですが、次の石碑は最初に申し上げました赤江瀑さんの「元清五衰」に登場するものです。石板に刻まれている説明文も、小説の中に引用されています。
私はこちらにも大興奮。

石碑ですでに大興奮だったのですが、重要な本殿はこちら。

屋根の上に八咫烏がいるのがカッコイイ。
お参りをして、最後は楽しみにしていたお守り授与…
神社のホームページで存在を確認していたので、必ず手に入れたいと思っていました。

…社務所のおじさんとのやり取りが楽しかったので、無駄にマンガにしました。笑

おじさんはシテ方や幽玄・夢幻のお話をしてくださいました。
一般人に朝から丁寧に説明してくれて、ありがとうございました…少しビビったけど…笑

…で、お守りがこちらです。
また推しカプがいる!!!笑

左が「えんむすび」
恋愛の縁結びは別の絵柄で、こちらは恋愛に限らず、人間関係や仕事などの様々なご縁のお守りです。
“義満と世阿弥が神の導きで出会ったように、良縁に巡り合いますように”という願いが込められているそうですが、それにしたって可愛すぎないですか?
皆さんは推しカプのお守りを見たことあります…?(2回目)

右は「芸能上達」
おじさんに色を聞かれたお守りです。能をしていなくても受け取れます。笑

すべての任務を完了し、新熊野を後にしました。

次の予定まで少し時間がありましたので、近くの三十三間堂にも行きました!

こちらは朝早くからすごい人!

ちょうど読経が行われていて、壮観でした。

金閣寺

私にとって金閣寺は、推しカプの攻めが造った山荘…
義満と世阿弥を題材とした小説にも、必ずと言っていいほど登場します。

天気が良く、ポストカードみたいな写真が撮れました。
神々しい…こんなすごいものを建てられるなんて、スパダリ攻めの極みでは?(言い方)

世阿弥もこんなの見せられたらもう…惚れ直しちゃう…

金閣寺の向かって左側の風景です。

ここで絶対、義満と世阿弥はイチャイチャしていた…
義満「どうだ、美しいだろう?」
世阿弥「はい…♡」
とかやってた。(幻影)

こちらは義満様のお手洗いの水だそうです。
義満くらいになると、お手洗いまで保存されてしまって…なんか可哀想…笑

最後に

以上、義満と世阿弥の聖地巡礼でした!お付き合いありがとうございました。
推しカプの石碑とお守りというパワーワードを得ました。

興味のある方は、ぜひ二人の関係を題材にした小説を読んでみてください!歴史の公認カップル!!
弊サイトで恐縮ですが、小説やマンガを紹介していますので、参考まで。

タグ:義満×世阿弥

次回は島根県・塚本邦雄さんの聖地巡礼について書きたいと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです!

秘花

文章が美しいな~と読み進めていたら、義満×世阿弥×義満の侍女で3Pが始まって腰を抜かしました。
寂聴さんの世阿弥は、義満が初めてだったんですかね…大変いいですね…

対義満よりは、二条良基との絡みが多めです。

花コイ少年(重松成美)

全2巻。
元気っ子解釈の世阿弥です。義満は超絶イケメン。

楽しく読んだのですが、私はしおらしい方の世阿弥好きなのですみません…という気持ち…

獅子の座―足利義満伝

義満視点で、義満が養母にずっと恋している話。
なので世阿弥×義満の描写はすごく多いわけではないのですが、世阿弥が義満のことを語るシーンなどが好きです。

最後、義満が美人の僧に手を出し始めて「おい~w」てなった記憶…

婆沙羅

長野さんも「絶対安全少年」の中で大興奮していた、義満×世阿弥のだいぶ濃厚な描写があります。
一瞬ですがだいぶ濃ゆいです…すまんな道誉…(さすがに同情する)
私の「将軍は我々に何を見せつけてんだ」ランキング一位です。

カバーは紗久楽さわさん!人選が「わかってる」と勝手に思いました笑

夢幻花伝(木原敏江)

私の大切な義満×世阿弥の宝物ブックです。笑

供給に飢えてネット検索したところヒットし、絶対に欲しいけどア〇ゾンを待っていられない(非常に深刻な状態)と思い、まん〇らけに行ったところ…ありました…しかも見つけやすいようにポップまでついていた…ありがとう、ま〇だらけ愛しています。
私にとっては推しカプの同人誌を手に入れた(しかも分厚い)気持ちで、スキップで帰りました。

この時代の少女マンガならではの繊細なタッチと、世阿弥の美しさがマッチしていて大変素敵です。
あと義満様が若干強引だけど結局優しくて、世阿弥が控えめだけど時々お茶目なのが…理想の二人…

義満様に「やきもちですか?^^」と聞いちゃう世阿弥が可愛くて可愛くて…抱きしめたいです義満様が

室町耽美抄 花鏡

義満×世阿弥作品をいくつか読んだ中でも、特にこの作品は世阿弥の方が比較的思いが強めな印象でした。だいぶ義満様好きですね…

「鬼夜叉」と違う名前を与えるよう、義満が二条良基に言ったという解釈も新しかったです。「藤若?!美しいお前にぴったりじゃん?!」と大喜び(他の作品だと「俺の鬼夜叉に勝手に名前くれてやるな怒」となる作品もあったので笑)

世阿弥の人生・価値観はすべてと言っていいほど、義満によって作りあげられていたという解釈強めの描かれ方で、切ない感じがよかったです(義満が少しドライで世阿弥が可哀想すぎますが)

個人的に「小さな菊一輪を散らし」という隠語、めっちゃお気に入りです。菊って久しぶりに聞いた…!!笑

華の碑文―世阿弥元清

義満×世阿弥にハマるきっかけとなった作品です。

世阿弥の生涯が弟(超絶ブラコン)視点で描かれ、「おれは兄さんのことをこんなに愛してるのに、義満とかいうやつが奪っていったんだ」と嫉妬の炎に燃えていることが多いです。笑

愛・孤独、芸を磨く探求心、また政治的にも利用されてしまう立場の危うさ・血筋…など、あらゆる局面で壮絶な世阿弥の人生。義満との関わりも、愛だけじゃなく芸能・政治も絡んでくるので、そこがこの二人の面白い部分だと思いました。あと年も比較的近いので、キャッキャしているところも可愛いです。

後半には子世代も続々と登場するのですが、その子たちの愛憎模様もまた壮絶で、おなか一杯になります。

私は日本史を苦手教科に挙げるほど歴史に疎いのですが、ネット検索しながらおおよそ理解できましたし、感情描写が非常に緻密で読む手が止まらなくなってしまう文章なので、すぐ読み終わってしまいました…