https://www.aozora.gr.jp/cards/001383/card60725.html
谷崎潤一郎です。青空文庫で読みました。
出だしに「一高」「寄宿寮」とあったので、流れるように読みました。笑
短いので空き時間で読みやすいです!
寄宿寮で泥棒があり犯人を探るという大筋なのですが、主人公である私が友人たちに疑われるのではないかと葛藤するのが面白いです。そして予想できなかったラスト…
登場人物も、キャラクターが分かれていて素敵でした。主人公が平田くんを拗らせている気がする。
好きなセリフ
『―――ああ、あの男は本当に愛すべき人間だ。僕もあの男に愛せられたい。』
【登場人物】
私(鈴木):瘦せていて神経質。貧しい家庭で育ったコンプレックスがある。
樋口:某博士の息子で、生まれながら品のいいお坊ちゃん。
平田:”私”のことを嫌っている。体格が頑丈で男性的。
中村:”私”を親友と思ういいやつ。