「泥棒と若殿」のような身分差友情ストーリーだよ!!というのを、文庫本の解説で発見し「読まなくては」と思って真っ先に購入したのですが…
「泥棒と若殿」よりアカン繋がりですねこれは…!!笑
でも私はめちゃくちゃ好きです…どうしようもなくバカな男が好きなので…
・内藤孝之進(27~8):ボロボロの屋敷に独りで住む、貧乏な旗本。色が白く、整った容姿をしている。人を自然と惹きつける魅力がある。
・又平(26):渡奉公で孝之進に一日だけ雇われるが、主人の魅力に引き寄せられ、奉仕するようになる。
この内藤孝之進という男がヤバイんですが、美人で義理人情に厚く、何となく放っておけない。俺が守らなきゃ、ってなって又平はお金のない孝之進に貢いでしまうわけです。
孝之進のひも男ムーブがやばすぎるんですが、又平が貢いでしまうのも分かるくらい、孝之進は魅力的なんです…
(孝之進のひも男ムーブ例)
又平が奉公に行った朝、朝ごはんを作ろうとしたら味噌も米も何もない
→孝之進に買ってきてと言われるが、孝之進はお金が無いので又平が立て替える
→しかも孝之進、「味噌汁は豆腐で」など、あれやこれや注文する
→自分は万年床でゴロゴロしてる(めんどうなので城にはいかない)
仕事をしろ…笑
孝之進の容姿の描写が美人過ぎてクラクラするのと(又平は「お公卿さまみてえだ…♡」と一目ぼれ)、白い足に女物の下駄を履いているのが私の癖にクリティカルヒットなんですがどうしましょう…
又平、孝之進と少し一緒にいただけで「躰がくにゃっとした」って言ってるんですが、つまりは『骨抜き』ってことですよね…?!
あ~~もう何て罪深い男なの孝之進。
ラストは「?????!!!!!」って感じです^^
(これは青空文庫にないので、文庫購入していただくことになりますがぜひ…!!)